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「VDT症候群」とは?
「VDT」とは「Video Display Terminal」の略で、つまり、コンピューターなどの画面を表示するOA機器のことです。「VDT症候群」とは、長時間VDTを使用して作業することによって、眼精疲労などの目に症状が起こったり、首や肩などの痛みなど体に異常が現れたりします。さらに、イライラしたり抑うつ状態になったりするなど、精神的症状が起こることもある病気です。
VDT症候群による目の症状は、視力の低下、眼精疲労からくるかすみ目や充血などです。これは、VDTを使用する仕事は、パソコン画面・キーボード・書類という3箇所に、目を移動させる必要があるので、とても疲れてしまいます。また、画面を集中して見ていると、まばたきする回数が極端に減るので、目が乾いてドライアイの症状も出ます。
体に起こる症状は、同じ姿勢を続けるので、肩や腰、首などに痛みが起こります。また、精神的な症状も起こり、食欲不振や頭痛がしたり、イライラや憂鬱に感じたりすることもあります。
VDT症候群の対処法で一番大切なことは、休憩をこまめにとることです。50分作業を続けたら10分間の休憩をとりましょう。無理に長時間キーボードを打ち続けても、仕事の効率は落ちるだけです。休憩の間は、窓の外を見たり、目薬を点眼したり、目をそっと閉じたりして過ごしましょう。
また、パソコンのデスク環境を改善することも大切です。目が乾燥しないように、視線の下に画面がくるように設置したり、画面が反射しないように、直射日光や照明が当たらないようにしたりしましょう。画面に反射を防止するフィルタ―を用いると良いでしょう。