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眼精疲労の原因(1)

眼精疲労を抱えている人は、検査をすると目の病気が見つかることがあります。

 

近視や乱視、老眼が進行すると、眼球の内側では、ピントをなんとか網膜に合わせようとし、水晶体の厚さをコントロールする筋肉は緊張した状態になります。そして、視力が実際に低下すると、目を凝らして見たり、前に首を出した姿勢になり、結果的に、目が疲れたり肩や首筋が凝ったりするのです。また、眼鏡やコンタクトレンズが目に合っていないことで、眼精疲労となることもあります。これらを使用する場合は、眼科で検査を受けてから、最適なものを処方してもらう必要があります。

 

「ドライアイ」は、眼球の表面にある角膜や結膜が乾燥して起こる病気です。パソコンなどを長時間作業することで起こる「VDT症候群」など、目を極端に使う人がなりやすく、眼精疲労をしばしば伴うこともあります。

 

「緑内障」は、視神経の障害によって視野が狭くなる病気です。治療をしっかりとしないでいると、失明してしまう場合もあります。緑内障にかかる多くの人は眼圧が高く、頭痛を伴いやすくなります。

 

「白内障」は、水晶体が白濁する病気です。視力の低下やまぶしく感じることで、眼精疲労を起こす原因にもなります。この病気は手術で治療できますが、術後に見え方が少し変わるため、眼精疲労を引き起こす場合もあります。

 

「斜視」は、両方の目で視線が一致しないで、左右で違う方角を向いてしまうことです。「斜位」は、視線は一致しますが、暗闇など視線を合わすものがない時に、視線の方向が左右別々に向いてしまうことです。何かを見る時に、視線を左右合わせようと強いられるので、どちらも眼精疲労を起こします。

 

「眼瞼下垂」は、まぶたが垂れ下がる病気です。視野の上方が見にくくなるので、無理な姿勢でものを見るようになり、眼精疲労を引き起こします。